感音性難聴(かんおんせいなんちょう)とは、内耳もしくはそれ以降の神経系に障害に起因するタイプの難聴のこと。
症状が比較的軽い場合は、聞こえる音量に関してはさほど問題ないが、雑音との聴き分けが出来ない、
言葉が聞き取れない、間違って聞こえてしまう、多人数での会話が難しい(話の中身が聞き取れない)などの症状が見られる。
両耳の平均デシベルが70以上あると、身体障害者福祉法に基づく身体障害者手帳の交付を受け、等級に応じた様々な
福祉制度を利用することができる。(身体障害者手帳の交付を受けるためには各市の福祉事務所へ申請が必要)
神経系統の故障であるため、具体的な症状は千差万別である。高い音域が聞き取り難い症状(女性の声が聞き取り難い)
や低い音域が聞き取り難い(男性の声が聞き取り難い)症状がある。また、聞こえ方には個人差や、
または個人においてもムラがあり、聴力(デシベル)の数値だけでは一概に判断が難しい。
常に一定の聞こえ方である場合の他、人(声質)によって言葉が聞き取れなかったり、同じ人でも聞き取れない部分
があったり、同じ言葉でも聞き取れなかったり、大きな声の人の話又は大きい声を出しても聞き取れない場合がある。
反対に、聞き取れないと思われる場合や、それほど大きな声ではない人の話でも聞き取れたりする場合や、多人数で
会話している時に1対1の会話は聞き取れるがそれ以外の話が聞き取れない場合があるので、非常に誤解を受けやすい。
検査による客観的判断が困難なので、人知れず悩みを抱えることが多い。
感音性難聴は内耳性難聴と後迷路性難聴に分かれる。これらは聴覚補充(リクルートメント)現象の有無によって鑑別する。
補充現象とは音が小さいときは聞えないが、聴力域値を超えたとたんに急激に大きな音を感じることである。
SISIテスト、ABLBテスト、自記オージオメトリなどによって検査でわかる。内耳性難聴では補充現象陽性であるが、
後迷路性難聴では陰性であり、特に聴神経腫では一過性閾値上昇がみられる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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